レッドゾーンは、15,000回転オーバー。それだけでNinja ZX-4Rが搭載する並列4気筒エンジンが、いかに高性能であるかを物語っています。その開発には、Ninja ZX-10Rにも採用されているレーシングテクノロジーを投入。高回転域で奏でるエンジンサウンドは、カワサキの高性能4気筒エンジンならではの爽快感に満ちています。

アッパーカウル中央に配置されたラムエアインテークから、フロントフォーク左側を通るエアダクトを経て、エアクリーナーボックスにダイレクトにつながるラムエアシステム。走行風で加圧された空気をエアクリーナーへ送ることで、優れたエンジンパフォーマンスを造り上げました。そのアグレッシブな外観と吸気音は、咆哮する並列4気筒エンジンを体感させ、その風格からカワサキのNinja ZXシリーズの一員であることを認識することができます。

カワサキの高度な解析技術を駆使して設計した高張力鋼製軽量トレリスフレームは、強度としなやかさのバランスを追求。Ninja ZX-4Rのスポーティなハンドリングを生み出す鍵となっています。

Ninja ZX-4Rのフロントブレーキには、ø290mmブレーキディスクとラジアルマウントのモノブロックブレーキキャリパーをダブルで装着。高い制動力とともに、サーキットでもストリートでも、ライダーに安心感を与える優れたブレーキ操作性を実現しています。

Ninja ZX-4Rは、プリロード調整機構を採用した、ø37mmのショーワ製倒立式フロントフォークSFF-BP (セパレートファンクションフロントフォーク・ビッグピストン) を採用。街乗りでの使いやすさとサーキット走行に求められる高いパフォーマンスを両立。リヤはカワサキ独自のホリゾンタルバックリンクサスペンションで、ショックアブソーバーのスプリングプリロードを調整可能。Ninja ZX-4RRでは、ショーワ製リヤショックアブソーバー「BFRC lite」 (バランスフリーリヤクッション・ライト) を組み合わせ、スーパースポーツモデルらしい優れたハンドリングを造り上げています。

Ninja ZX-4Rのスポーティなハンドリングを存分に味わうことのできる、自然かつアグレッシブなライディングポジションを実現。ライダーと車体の密着度を増すため、燃料タンクをスリムな形状としています。またスポーツ走行やサーキット走行時の体重移動を容易にし、長時間のライディングでも快適なシート形状とシートフォームを採用しています。

4.3インチフルデジタルTFT液晶インストゥルメントパネルは、ノーマルとサーキットの2つの表示モードを選択可能。ストリートでもサーキットでも、最適な情報を分かりやすく表示します。サーキットモードではギヤポジションやラップタイムのほか、常用する10,000回転以上のエンジン回転数をより明確に表示します。

インストゥルメントパネルに内蔵したBluetoothにより、スマートフォン用アプリケーション「RIDEOLOGY THE APP」を介して、ライダーはモーターサイクルとスマートフォンをワイヤレスで接続することができます。 これによりさまざまな機能を利用することができ、モーターサイクルライフをより豊かにすることができます。

2灯式ヘッドライトからNinja ZX-10Rをイメージしたテールライトまで、Ninja ZX-4Rの灯火器類はすべてLEDを採用しています。

カワサキトラクションコントロールとパワーモードを連携させた包括的なライディングモード。スポーツ、ロード、レイン、ライダー (ライダー自身によるマニュアル設定) の4つのモードから、走行条件や自身のライディングスタイルに合わせて、適切なライディングモードをライダー自身が簡単に選択することができます。

Ninja ZX-4R SE/Ninja ZX-4RRの爽快なエンジン特性を活かすため、クラッチ操作なしでシフトアップとシフトダウンが可能なクイックシフターを搭載。シームレスな加速と減速を実現しています。